溶けきってしまったキャンディの
ように
甘ったるい後味ここに残
っている
いつしか褪せて 擦れて 消えた
白線の上を歩いた
影は空を知っている
言葉も
無いまま
答えを
探し歩く
逃げ水
追えば
独
り
朝
凪の
なかでず
っと
声を紡いで海を
渡って貴方の
もとまで
虹が空
に弧を描
いた
雨が上がって君の
顔がよく見え
た
泡沫の中で見た夢
か。綺
麗だ。
読み切ってしまったフィクションの
ように
言い得ない存在感がここに宿
っている
いつしか
混ぜて 揺れて 濁った
本心の上を歩いた
空の音を知っている
鳴き声をあげて飛ぶ
鳥も
色褪せた
郵便ポストも
路肩に置かれた自転
車も
朝日を受け
て光る
ビルも
目に映ったその
全てが
あまりに美
しく見えるなら
余すことなく
抱え込んで
飛び込んでみた
い
朝
凪の
なかでず
っと
声を紡いで海を
渡って貴方の
もとまで
虹が空
に弧を描
いた
雨が上がって君の
顔がよく見え
た
泡沫の中で見る夢
は、綺
麗だ。

