暗
闇の中で座
席
を探して 片手
の
ジュースを気に
か
けながら
予告
編流れる他
人
の物語
「いつも幸せば
かりだ」
静寂切り裂く
始まりの音 溶
けそうな氷を
かき混ぜて
笑う演技さえ下
手な僕が 飲
み込めるはずだっ
た言葉
“幸せ
とは何ですか
僕に懐
いてくれま
すか”
自分が一番知っている
筈なのに どうしてこ
んなに悩む
のですか
“幸せとは何ですか
それはどこ
で売っていま
すか”
容易く手に入れられる
のなら どうしてこ
んなに悩む
のですか
眠れぬ夜 書き重ね
た
人生映画
希望と絶望が 背
中合わ
せのように
批評が渦
巻く中で
耳を塞ぎたくなっ
てしまうけ
ど 未来の
喝采に期
待してる
誰に なんて言わ
れようと この
先も主人公は
僕だから
彷徨って戸惑って繰
り返して 痛
みを忘れない
ように
“幸せになれるのは
数に限
りがあるので
すか”
奪い合うものじゃない
筈なのに どうしてこ
んなに悔し
いのですか
“幸せになれるのは
僕以外
の誰かでしょ
うか”
羨ましく感じるの
は無い
物ねだ
りですか
眠れぬ夜 書き重ね
た
人生映画
幸せになりたくて
この手で
掴み取りた
くて
終わりのない寂しさの
中でも 朝が
やってく
るように
幸せと
はきっ
と
何処にも
売ってい
ない
から
手探りでも探してい
くよ 最後
は笑
えるように
この先ずっと 書き続け
る
人生映画
