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空空漠漠 志麻作詞 : 164/作曲 : 164
例えば僕の人生が
まだ始まってなかったとして
下手くそな字で描く未来図を
少しも疑わなかった
やたら騒がしい春の終わりの
君を映す教室の 窓
脆い思いと虚しさだけが
ただ通り抜けてった
ほら君の両手一杯の
ひどい痛みだって
このまま消えなくたって
抱えたままでいいよ
例えば話の続きが
未完成で終わるとして
まるで不出来なこの脚本の
中にいると思わなかった
ただ募ってく明日の不安を
悲しくて誰かのせいにして
取り留めも無い風景だけが
ただ通り過ぎてった
もしこれが最後だと知ってたら
もっと優しくなれたのに
もしこれが最後だと知ってたら
誰も傷つけなかったのに
ただ“たられば”の後悔を
背負いたくないから
ここから逃げ出したって
残さず提げたまま
ほら戻らない一瞬の
一つ一つだって
並べて繋ぎ合わせて
大事な記憶になるから
君の両手一杯の
ひどい痛みだって
このまま消えなくたって
抱えたままでいいよ
抱えたままでいいから
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